フェイジョア


 すっかり寒くなりましたね。そんな中で南米原産のフェイジョアの実が大きくなってきました。
グアバと同じフトモモ科なのでグァバに似た花を咲かせ、パイナップルのような香りがします。そんな事から別名でパイナップルグァバと呼ばれ、味はバナナと洋梨を混ぜたような感じかな?
日本には昭和の初期に花を観賞するためにアメリカから入ってきたそうですが、普及していませんねえ。恐らく、種で育てると先祖返りをし、挿し木をしても発根率がとても悪いからではないでしょうか?
原産地は南米ですが、主な生産地はロシアとニュージランドなので、キウイに続いてニュージランドから輸入されていますが、キウイのようには流行らず、実も輸入されていますが販売されているの見ませんね。
実が卵程と小さいのが流行らない原因の一つでしょうか?

 これでワインを造っている所もありますが、日本で産地と呼ばれる程の集積は無いようなので、地域おこしには良いかもしれません。問題は苗の値段が高い事だと思いますが、個人的に挿し木を試したところでは、確率は低いが発根はするので、工夫をすれば歩留まりを上げられる事でしょう。
ただし、収穫は落果したものを拾って、追熟させなければならないのでフェイジョア狩が出来無いのが辛いでしょうね。

 常緑で成長もそれ程早くないので、ニュージランドでは生垣によく使われているとか、耐寒温度はマイナス10度とトロピカルフルーツにしては寒い所でも育ちますから、1本如何でしょうか?
ただし、1本では実をつけない種類があるので、苗を購入する際は品種名など、詳しく説明を受けないといけません。

 我が家の庭にはクーリッジ、マンモス、アポロの3種類が植わっており、今年は主木のクーリッジが成り年のようで、鈴なりに実をつけています。
ニュージランドでは実を乾燥させてフェイジョアティーにするそうだが、スライスして乾燥させれば良いのだろうか? 挑戦してみたい。

                   鈴鹿山麓 自然生村