倒産


今朝の新聞の地方版を見ていたら、四日市の理工産業が破産手続きの開始とありました。
さっそくネットで見ると、7月に自己破産をしていたのですね、田舎に引きこもっていると、情報に疎くなります。

関連のインターネット三重のhpを見ると、8月10日に「親会社が破産したが従来通り使用できる」とのお知らせで止まっており、サンコンピュータービジネス専門学校のhpでは来年度の学生募集停止のお知らせがありました。
地元の情報産業として頑張っていたのに残念です。その昔にコンピューター学校の人と交流があったが、自分たちとは直接関係無いところで募集中止になった事にはさぞや悔しかろうと察するに余りある。
事務の機械化の浪に乗って拡大を続けて来たが、普及と競争の激化で利益率が落ち、内部情報によると高利の資金にも手を出していたようで、よくある倒産のパターンを歩んだようだ。
時代の波に乗って社長の器以上に会社が大きくなると、時と共に潮目が変わっても過去の成長体験から抜けきれずに拡大路線を変えられないが、銀行に見切られて資金ショートを起し万歳をしてしまう。
これまでの人生で不渡りに泣かされた事が3度あるが、倒産は本人だけでなく周りを悲劇に巻き込むからやるせない。

かと言って、起業を恐れてはならないでしょう。
大企業や公務員だけで全ての労働者の雇用はできないので、皆が働く場所は皆で作らなくてはならない。日本経済の停滞を打ち破るのは積極的な起業であると思う。
理工産業の心ある人達も、自分たちで新たに創業し、雇用と顧客を守って貰いたいものだ。