季節の移り目のせいか、天候が安定しない
畑に出るが、空が怪しくなったので早めに戻る事とした
帰り道に脇を見ると、名も知ぬ花が幾つも目に付く。秋を控えて精一杯咲いているのだ。
野辺に咲けども花は花、何れもよくみれば可愛い

 今日の百姓一句
独り行く 道の脇にも 草の花

 家に戻り、雨上がりを狙って昨日摘み、朝から水洗いをして水切りをしたままだった、桑の枝を日陰に吊るす
季節的には少し遅いが、柔らかい先端だけを選んで摘み集めたものだ。

 桑の葉は糖尿病に良いと言いい、食後の血糖値を下げるそうだ。それに高血圧や肥満にも良いらしい。
桑の葉に含まれる成分DNJ(1-デオキシノジリマイシン)が小腸で糖質の消化吸収を阻害し、ブドウ糖の吸収を抑えて、血糖値の上昇を抑制するのだそうだ。
 これの作用は低インシュリンダイエットであり、体に脂肪が蓄積されるのを防ぎ、太りにくくすると共に、血中脂質も抑制するとの事。
 桑の産地からは、糖尿病や生活習慣病の予防に桑の葉茶が売り出され、太田胃散からはダイエットのサプリとして出ている。

 畑の桑の木はどこでも既に切り倒されているが、鳥が実をついばみ、あちこちに糞をしては種まきをしているので、結構そこら辺に生えているから、それを摘んでお茶にすれば良い。
ただし、即効性は無いらしく、続ける事が大切である。健康茶全てに言える事だが、薬理効果をあまり期待せず、カフェインや糖分を含まないお茶として割り切って飲む事が必要だ。

           
                     薬草・ハーブの鈴鹿山麓 自然生村